人間の医療ほどではないにしろ、動物医療も発展し、ワクチンなどで防げる病気も増えた。そのため、以前にくらべ長寿になっている傾向がある。それに伴い、年齢とともに発症数が増える疾患は、すべて増加傾向と言える。生活習慣で起こる病気は、外見での変化では気づかないうちに進行し、シニアのはじまりである7歳ぐらいから症状として表れる傾向があると考えることだ。
「家庭どうぶつ白書2015」(アニコム)によると、循環器疾患、肝・胆道疾患、泌尿器疾患、眼の疾患、腫瘍疾患、歯・口腔疾患、呼吸器疾患、筋骨格系疾患などが高齢になるほど増加傾向にある。