2019年05月30日

損害(物の損傷についての損害)

ペットが毀損されたり命を失った場合について、ものであるペットはどう取り扱われるのか。
ア 車を壊す、手帳や書類を壊すこととの比較
たとえば、生命のない物については、それを毀損した場合も物損といって、物の値段の賠償が認められても慰謝料は認められないことが普通。
イ 大事なものを壊す(アルバム、手紙等)
 しかし大事にしていたもの、愛着のある物でも、交換価値の乏しい物もあるが、それで賠償が認められないのはいかがなものかということは、誰もが思う。
 さて、公団住宅に残したアルバムなど部屋の中に残した物を、公団職員が一方的に廃棄した件で、裁判所は公団に対し5万円の慰謝料を命じた例がある。
ウ 犬は、猫は?
 それでは、犬や猫は、どのように評価されるでしょう。本来、ペットも人ではないから物(動く物?)のはず。しかし近年、ペットを毀損されたときは、ペットの売値・買値のみならずペットの毀損によって買主がうけた苦痛に対し慰謝料を認めるようになっている。私の担当したO氏ケースは、簡裁で慰謝料5万円が認容され、地裁では20万円が認容されている。O氏が飼主から常軌を逸して執拗に責め付けられた事件で、違和感を感じたが、裁判所は、「生き物なので感情移入があり、生命のない大切な動産と同列に論ずることができない」とした。

posted by IT難民 at 06:19| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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