2019年08月26日

ペットの野生化も深刻

 北米産のアライグマは幼獣の時は人間になついてかわいいものの、成獣になると気が荒く凶暴になる。そのためペットとしては飼いきれなくなったアライグマは、飼主に持て余されて次々と野山に捨てられ野生化した。アライグマは1回に3〜6頭の仔を生み、日本には天敵もいないことから恐ろしい勢いで増えていく。野生化して増えたアライグマは農作物を荒らすだけではなく、キツネやタヌキ、イタチ類などの在来種との競合や野鳥への被害など、生態系全体への影響も大きく問題となる。また、アライグマ回虫など人畜共通感染症を媒介することも懸念される。
 北海道、東京、千葉、神奈川、埼玉、岐阜、愛知などでは有害獣としての捕獲がすすんでいる。埼玉県内での捕獲数は、平成18年度に450頭だったものが、19年度に935頭、20年度は1684頭と激増している。マングースもアライグマも人間の都合で輸入され、それが自然に放たれてしまったために問題となっている。
 外来生物法の施行によって新たに野に放たれる動物は少なくなったかもしれない。しかしアライグマは環境に対して非常に高い適応性を持つことから、国内での繁殖、生息域の拡大が進んでしまっている。現在各地で対策として捕獲などが行われ、徐々に捕獲数が減少に向かうなど対策の効果が現れてきている地域もあるが、十分な対策が行われていない地域も少なからずある。急激な広がりを見せてきた経緯からみても、根本的な解決にむけて、特定の自治体にとどまらず広域に対策を進めることが必要であると思われる。
 マングースやアライグマのような動物を新たに生み出さないために、安易な外来動物の輸入飼育は慎み、飼育した動物については責任を持って終生飼育をして欲しい。
posted by IT難民 at 06:08| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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