2017年12月30日

新分野の動物行動学

 行動治療法は、米国などで20世紀末から少しずつ理解が広がった。その後、日本でも研究が始まり、その臨床部門として行動診療科が発足している。同科には専任スタッフを置いているが、診察後のフォローなども必要なため、新患の受け付けは週に2〜3件が限度。このため2ヵ月程度の予約待ちの犬や猫がいるという。
治療にはできるだけ多くの情報を治療前から収集する必要がある。受診前に飼主が記載・提出する問診票は犬用と猫用それぞれA4判9ページ。問題行動についても同様で、内容や頻度だけでなく、行動を起こす際に共通するきっかけがあるか、行動に出る対象は決まっているのか無差別なのか―などを時系列に沿って克明に記入する。
 診察で活用されるのが「動物行動学」だ。動物の行動や習性の研究はかつて「生態学」とも呼ばれてきたが、現在では動物の行動を社会行動学的な手法も採り入れて解析する比較的新しい学問領域だ。
 このため、一般の獣医師の間にはまだ十分に浸透しているとは言えない。
 「一生懸命勉強している獣医師も多いので、ペットの問題行動が気になる場合は、私が会長を務めている日本獣医動物行動研究会のホームページで、行動治療に理解のある最寄りの獣医師を探して受診してもらいたい」
 なお、日本獣医動物行動研究会のURLは(http://vbm.jp/)。
posted by IT難民 at 06:50| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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