1.飼育する以上は動物の健康と安全をしっかり守り、近隣住民や社会に迷惑をかける飼い方をしないこと
動物を幸せに飼おう、病気になったらちゃんと治療しよう、他人に危害を加えたり、迷惑をかけない(排泄物による悪臭や毛の飛散で近隣の生活環境を悪化させたり、公共の場所を汚さない)ようにするためにしつけよう、といった動物を飼う上での基本的な精神が述べられている。
2.感染症などの正しい知識を持ち、病気を予防すること
動物の種類によって、特有の感染症があり、人にうつるものもある。飼主は感染症の種類や予防法を理解し、動物や飼主、他の人が感染症にかからないように努めなければならない。
3.むやみに放し飼いなどをせず、動物が逃げ出すことがないよう努めること
動物が逃げ出せば、周りの人に危害を与えるだけでなくその動物の命も危険にさらし、さらに生態系や農作物に悪影響を及ぼす可能性もある。そうならないために放し飼いをしないのはもちろん、迷子防止の対策をとる必要がある、という意味。
4.途中で飼育を投げ出さず、動物が命を終える最後の時まで適切に飼育すること
飼主は、飼育する動物の習性について正しい知識を持った上で適切な飼育を行い、命を終えるまで責任を持って飼育しなければならない。
5.無計画に繁殖して、その結果飼育することができなくなる事態にならないよう努めること
現在、個人でも業者でも多頭飼育崩壊が問題になっている。むやみに繁殖させ飼育頭数が増えれば、動物を1頭1頭管理することが不可能になる。その結果、多くの子犬や子猫などが殺処分されることにもなる。すべての命に責任が持てないのであれば、不妊手術をするなどして繁殖をコントロールしなければならない。
6.飼っている動物が、自分が所有するものだと明示すること
犬ならまず鑑札を、ほかの動物では首輪や名札、マイクロチップ、鳥の場合は足輪などを装着し、たとえ迷子になったとしても所有者が分かるようにしよう。