2019年01月13日

法律でしっかり守られるヨーロッパの動物福祉

 犬に関する法律や条例、社会におけるルールなどから、日本やアメリカ、ヨーロッパの国々で飼い犬が置かれている状況について、具体的に見ていこう。
 日本では、2013年9月に改正法が施行された動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)によって、犬猫販売業者の遵守すべき事項が強化され、動物たちが最低限の健康を確保できるよう配慮することが定められた。けれども、ペットショップでの犬の生体展示販売は一般的に行われており、犬を飼い始めることに対するハードルはかなり低いと言える。
"ペット大国"とも呼ばれるアメリカでも、子犬の生体展示販売を行うペットショップがないわけではなく(一部には禁止されている自治体もある)、小遣い稼ぎや趣味で無計画に繁殖させるバックヤードブリーダーも、多くの自治体の規制にもかかわらず存在している。犬を飼育する場合、一部の地区では毎年登録料が必要だが、年間10〜20ドル程度とそれほど高くはない。日本に比べれば多少のハードルはあるものの、適性の有無や飼育環境の是非にかかわらず、誰でも飼うことができる状況と言えるだろう。
 一方、ヨーロッパの中でも動物先進国と言われる国々では、犬を飼うことに対するハードルが高めだ。
 中でも最も厳しい制度のあるスイスでは、2008年9月から、犬の飼養に関する専門知識証明、いわば"犬の飼い主免許"の習得を飼い主の義務としている。この証明を得るには、犬を迎える前に最低4時間の講習を受け、迎えたら1年以内に1回1時間×4回のしつけの訓練および実技テストを受けなければならない。
 ドイツでも、一部の州で専門知識証明の習得が義務付けられている他、犬税を設けている自治体が多く、ベルリンでは1頭目が120ユーロ(約1万4千円)と、その金額は決して安くない。
 それでは、実際に犬と暮らす中では、どのようなルールの違いがあるのだろうか。
 ドイツでは、電車やバス、タクシーなどの公共交通機関は、すべて犬と一緒に乗ることができる。レストランもほとんどが犬連れOKで、一緒に入れないのは屋内の食料品店や病院など。トレーニングにクレートを使う習慣はなく、逆に『犬に関する政令』で飼育環境の面積などが決められているため、クレートに入れていると虐待とも見なされかねない。首都ベルリンには州管轄のノーリードOKの森があり、ジョギングする人や森林浴する人に混じって、犬の散歩をする人の姿が見られるという(ただし、排泄物の放置問題は日本よりも深刻のよう)。
 イギリスもほとんどの場合は公共交通機関に一緒に乗れるし、レストランもほぼ犬連れOK。フランスも多くの公共施設が犬連れOKだが、公共交通機関に関しては、運行会社によってサイズの上限やキャリーバッグに入れるなどの規則があるようだ。
 一方のアメリカでは、地域にもよるが、補助犬を除いて、公共交通機関や公共施設、レストランに犬と入れるケースは少ない。その代わりといっては何だが、犬連れ専用のドッグカフェやドッグランが存在している。また、しつけではハウスの中でじっとしていられる"クレートトレーニング"の重要性が強調されるのも、ヨーロッパと異なるところだ。
 これらの点では、ヨーロッパよりアメリカの情報が入りやすいこともあり、日本はかなりアメリカに近い。
 大ざっぱにまとめると、犬を飼い始めることに対して門戸は広いものの、飼った後は囲い込み管理するのが日米。それに対して、犬を飼うのは多少狭き門だが、飼った後はしっかりとトレーニングをしたうえで自由に行動させるのがヨーロッパだ。
 双方を動物福祉という観点で見比べたときに、法や社会のルールによって飼い犬たちがより守られているのは、ヨーロッパのほうだろう。

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2019年01月12日

「日本はペット後進国」は本当だろうか?

 日本はペット後進国も言われ、「動物福祉の進んでいる欧米に比べて、日本はなっていない」といった議論になりがちだ。しかし日本の動物業界は欧米に比べてそんなに遅れているのだろうか。
だが単に、日本の動物福祉が遅れていると言っても、環境や文化、歴史の違いもあるし、多様な国や地域を一律で語ることには、あまり意味がないのではないか。
 また、例えば犬猫の引き取り数で見ると、アメリカでは年間数百万頭にのぼるのに対して、日本での行政による引き取り数は年間10万頭あまり。人口規模を考慮しても、日本はアメリカに比べて圧倒的に少ない。しかも、日本では殺処分の問題があるため、殺処分の犬猫が増えているかのような印象を受けるのだが、実際には逆で、殺処分数は急激に減少しているのだ。
日本の動物業界でも、他国に比べてもひけをとらない部分もあるのだ。
 それぞれの国に対する何となくのイメージや、聞きかじりの知識から判断せずに、きちんとしたエビデンスに基づいて冷静に話し合うことが大切なのではないか。
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2019年01月11日

誰も書かなかった裏話「犬の訓練所」

  先日、ある飼主からこんな電話をもらった。
 「うちのワンコを訓練所に預けました。預けて3週間ほど経ったところです。 この前、様子を見に行ったら何だか自分のワンコじゃなくなってしまったような 気がしたんです。目つきにも何だか優しさが感じられなくなって…。以前のはつらつとした感じが消えていました…」
 今回は1年ほど前に、訓練所を訪問した際のことを書いてみる。
訓練所では、1ヵ月間の訓練費用(宿泊料金・フード料金込み)は3万円〜5万円が相場のようだ。どういった根拠があるのか理解していないのだが、基本的な訓練期間は4ヵ月掛かるのが平均である、と訓練士は口を揃えて言う。「最低4ヵ月は預けないと、しっかりとした訓練はできませんよ」というわけである。
 私が行ったとき、ちょうど訓練に入って1ヵ月のアメリカンコッカーがいた。そのコッカーは、談話室の中で放し飼いにされている。「この子も訓練で預かっているんですか」と聞くと、「ああ、そうだよ。最初の1ヵ月はとにかく慣れさせるための1ヵ月なんだよ。人に慣れないうちは訓練しても無駄だから、1ヵ月はこうして側においておくだけでいいんだ」
 次に、他の訓練犬がいる犬舎に案内してもらった。そこには20個ほどのクレートが並べられており、中にはさまざまな犬が入っていた。私が入っていくとけたたましく吠える。
 その訓練所で働く訓練士は二人。預かっているワンコは20匹前後…。
 「こんなにたくさんのワンコをたった2人で訓練しているんですか。大変ですねえ…」
 「そんなことないよ、犬の集中力が続くのはせいぜい20分くらいだから、1日に15分くらいしか訓練はしないもんなんだよ」
 その犬舎に入って1つ気になったことがあった。それはゴルフのアイアンが1本あったことだった。何に使っているのかは何となく想像がついたので、質問するのは避けた。
 話は横道に逸れるが、先日 新潟中越地震で活躍した優秀な災害救助犬が息を引き取った。老衰ではなく、ストレス性の腸捻転が死因だったようだった。中越地震の影響で保護されている犬の数も非常に多くなり、その災害救助犬も手を掛けられる時間がグンと減り大好きな運動の時間もなくなり、ストレスにやられてしまったらしい。
 このことからも創造できるように、環境の変化は犬にとっては一大事。ましてや、室内で自由に暮らしていた犬が突然違う場所でクレート飼い…。犬のストレスは計り知れない。
 「訓練所」=「ストレス」と短絡的に結びつけるつもりはない。しかし最初に挙げた話のように、思わしくない変化がもたらされたと感じている飼主が非常に多い。犬は愛情を食べるいきもの…。ストレスを抱えたままでの訓練・トレーニングは楽しいものではないはずだ。
 ここ数年、「犬をしつける」ではなく「飼主を教育する」しつけが日本でも取り入れられるようになってきた。つまり飼主にしつけ・訓練の深い知識さえあれば、わざわざ長期間訓練所に預けなくてもいいということだ。家庭犬のしつけは、知識のある方にとっては決して難しいものではない。そして犬も、飼主にしつけてもらうのが一番の幸せだと思う。
 最後に、私が行った訓練所の中で、「訓練に預けている間の面会は事前予約が必要」というところがあった。飼主が面会に来る前日に、汚くなってしまった犬を急いでシャンプーするためである。
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2019年01月10日

ドッグトレーナーの将来性

 最近のトレンドとして、ペット可のマンション普及率が高くなっているということがある。かつては「マンション住まいだからペットが飼えない」という人が多かったものの、首都圏におけるペット可のマンション普及率はだいぶ高い数値になっている。
 この先も、ペットを飼いやすい時代になってくることが予想されるため、ペットのしつけをするドッグトレーナーの仕事は将来性があるといえる。
 ペットのしつけをどこまで行うかは飼主の考え方によるところもあるが、とくにマンションは他の住人と同じ建物に住んでいるので、無駄吠えなどを防ぐために、積極的にペットトレーニングを望む人も増えていくかもしれない。
 犬のしつけに対する確かなスキルを持っていることはもちろん、1人ひとりの飼主のニーズにしっかりと応えられる能力を持ったドッグトレーナーの活躍が予想される。
 また、犯罪捜査や災害時の救助活動など、警察犬や盲導犬、災害救助犬といった特殊な訓練を受けた使役犬が求められる場面も多くある。
 スキルを身に付けた犬の訓練士の需要も安定してあると考えられる。
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2019年01月09日

ドッグトレーナーの現状

 現代のペットブームにともなって、ペットを飼う人の数は大きな伸びを見せてきたものの、ここ数年はその勢いも止まりつつあるようだ。
 それでも、「犬を飼う」ということが決して珍しいことではなくなっている今、この先も犬を飼育する人が大きく減少することは考えにくい。
 最近ではペット専門の洋服店、トリミングサロンなども続々とオープンしているが、一方で、犬のしつけを行う企業の数はそこまで増えていない。
 現時点で、ドッグトレーナーの正社員の求人はあまり多くはないだが、契約社員、アルバイト・パート、あるいは独立など、多様な働き方が望める職業である。
 これからドッグトレーナーを目指す人にとっても、チャンスはまだまだ残されているといえるだろう。
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2019年01月07日

食事は1日に1回でもいいのか?

 維持期では、食事の回数は1日1回の食事でも1日に必要なエネルギー量を消化吸収できる能力があるといえる。 しかし、一度に大量のフードを摂取すると胃腸への負担も大きく、また空腹時間が長いと、体が飢餓状態と判断して吸収率が高まるため太りやすくなる。さらに、胃の空腹時間が長くなると、胃液や胆汁をもどしやすくもなるので、基本的には1日数回に分けて与えるのがいいのではないか。
posted by IT難民 at 08:07| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月06日

療法食?

 フードに含まれる栄養バランスが予防や悪化防止として重要となる病気が多く存在する。例えば、尿石症と呼ばれる膀胱や尿道、腎臓などに結石ができてしまう病気に対しては、ミネラルバランスを調整し、尿のpHをコントロールする療法食を食べさせることが尿石の溶解や再発防止としてとても重要だ。他にも腎不全や糖尿病の悪化を防止するためのフードや、皮膚や関節に良い成分を加えたフードなどが療法食として作られているので、持病のあるペットは獣医師と相談しながらフードを選ぶことだ。
posted by IT難民 at 08:26| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月04日

年齢や体調に合ったペットフードを見つけよう!

・哺乳期・離乳期
 生後0〜30日頃までの母乳を飲んでいる時期を哺乳期と呼ぶ。
  子犬や子猫は「食べて、寝る」という生活をする。必要な栄養素は母親の母乳から取り入れる。取りいれられない場合は、子犬・子猫それぞれの栄養量を満たす代用乳を与える。 離乳期には、成長期用のフードをお湯かペット用ミルク(下痢の原因となるラクトースを含まない)で柔らかくふやかすか、専用の離乳食を与えるようにするす。
・成長期
 生後12ヵ月(大型犬までは1歳半、超小型犬では10ヵ月齢)までは成長期用のペットフードになり、グロース、パピー、キトンなどの名前がついていることが多いようだ。体が成長するために必要なタンパク質、脂肪、ミネラルを多く含み、全ライフステージ中、最も高カロリー・高栄養食である。また、消化が良いように繊維質や粗灰分は少なめになっている。しっかりとした骨と丈夫な筋肉を作るために適した栄養のバランスになっている。消化機能はまだ未熟で胃も小さいため、一度にたくさんの量が食べられない。生後半年頃までは食事を3〜4回に分けて少しずつ与えよう。
・維持期
 猫や小・中型犬では1〜7歳くらいまでを、大型犬では2〜6歳くらいまでの時期を維持期と呼ぶ。1歳を過ぎたら成犬または成猫用食となり、アダルト、メンテナンスなどの名前がついている。一生の半分はこの時期となるため、大切な食生活となる。バランスのとれた良質な食事を取ることが健康に大きくつながる。
・高齢期
 個体差があるので高齢期の年齢は一概には言えないが、高齢用」「シニア」などと書かれたものを与えるようにしよう。犬も猫も高齢になると運動量が減り、老化とともに身体機能が衰えてくる。よって基礎代謝が低下するのに伴い、必要なエネルギー量も20%ほど低下する。維持期と同じ食事では太る原因となったり、内臓に負担がかかったりしかねない。高齢期に合った栄養バランスを考えて、脂肪分を控え、低カロリーで胃腸に負担がかからず消化吸収のいいフードに替えていこう。
posted by IT難民 at 06:24| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月03日

ペットの年齢や体重に合わせてペットフードを選ぼう!

 動物医療の進歩に伴い、愛犬や愛猫の寿命は近年、飛躍的に延びている。寿命が延びるということは、体が必要とするカロリーや栄養素なども加齢に伴って変化していくということ。犬や猫もライフステージに応じて食事を変えていく必要がある。
 また、室内飼いのペットの場合、とくに気をつけたいのが肥満である。太りすぎが気になるようなら、体重管理を目的にした低カロリータイプのフードを選んだほうがいいかもしれない。
 まずは飼主が愛犬や愛猫が、いま何歳であるかを認識し、適正な体重を維持できているのかどうかをきちんと知っておくことだ。
posted by IT難民 at 06:26| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月01日

ペットフードの分類を知ろう!

 ペットフードは大きく分けてドライタイプ、ソフトドライタイプ、セミモイストタイプ、ウェットタイプの4種類に分けられる。缶詰などに入ったウェットタイプ(水分量:通常75%程度)は嗜好性が高く、開けなければ保存性が高い商品である。
 ドライフード(水分量:通常10%程度以下)はウェットフードより日持ちはしないが、軽いため持ち運びしやすい商品。ソフトドライタイプやセミモイストタイプのフード(いずれも水分量25〜35%程度)はウェットフードとドライフードのよいところを取って、軽くて運びやすい上に嗜好性も高めてあるが、保存性はあまり高くなく、短期間で使い切る必要がある。
 どのフードを選ぶにしてもパッケージのどこかに「総合栄養食」という記載があるものを選ぶことだ。総合栄養食とは、それと水を与えるだけで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養的にバランスのとれた製品なのだ。
posted by IT難民 at 06:59| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする